学生さんとの対話を通して

AAA9月研修に毎回参加していただいている、加須市大利根高齢者相談センターの遠藤さんから、AAAフォローアップ・メーリングリストに、嬉しいメールをいただきました。


ご本人に承諾していただきましたので、それを、ここに転載させていただきます。


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台風が接近して雨足が強くなってきました。皆さまの地域はいかがですか。台風が過ぎるまでは心配なものです。

このような天候のなか、明日は地元の花咲徳栄高校が甲子園3回戦です(^^♪


さて、今日は学生さんが、地域包括における地域連携等について話を聞きに来ました。

当センターは社会福祉士等の実習の受け入れは行っていないため、学生さんとの話はフレッシュなものです。



学生さんから、こんな質問がありました。
「介護の相談があった場合、どのように答えていますか?」
「地域との連携で大切にしていることは何ですか?」


私はこんな風にお伝えしてみました。

介護という抽象的な言葉を、より具体的に、そして丁寧に聞いてみる。
本人や家族ができていること(強み)を大切にする。頑張っていることを労う。

相手の感情に流され支援がぶれないよう、感情を整え、表情をつくる。

地域との連携の際は、機関や個人によって考えが違うことを認める。否定はしない。

相手の立場に立って考えてみる。相手を理解する努力をする。

それぞれの機関が行き届いていない所がみつかったらもうけもの。そこに連携の意義がある。

連携のためには専門職としての専門性を高めることが大切。


このような学生さんとの対話をとおし、AAAで学んだ多くのことが、
専門職の「私」を作っているんだと、私自身、振り返る機会となりました。


私は平成22年6月にAAA研修に初参加させていただき、今年で6年余りとなります。

当時「研修で教えていただいても、自分には家族のねぎらいは上手にできません」などと言っていたこともありました。。。


それでも参加者同士、「あーでもない。こーでもない」と言いながら、
学びと実践を繰り返すことで技法が定着してきたような気がしています。


先生方、研究会の皆さま、今年もお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

皆さまとお会いできることを楽しみにしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。


加須市大利根高齢者相談センター
遠藤正芳

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AAA9月研修は、今年も9月3日、4日、首都大学東京で実施します。
プログラム等は、AAAのホームページをごらんください。

http://www.elderabuse-aaa.com/

各セッションとも、空きがまだ多少あります。申し込みもHPからどうぞ。
お待ちしています!!


AAA研究会 副田