第13回高齢者虐待防止研修 アンケート結果のご紹介

9月9日に実施しました第13回AAA高齢者虐待防止研修は、台風13号の直撃に遭うことなく、無事に開催することができました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

当日のアンケートに書いていただいた感想のいくつかを、多少簡略化してご紹介させていただきます。【第1部:支援者のための高齢者虐待】は、自治体職員である遠藤が、【第2部:養護者による暴力・ハラスメント】は、副田が講師を務めました。

 

【第1部:支援者のための高齢者虐待】

<関係づくり・面接スキル等>

・ 日頃意識せずに実感していることを言語化していただいたので、これを後輩たちに伝えていきたい。

・ 虐待対応だけでなく面談対応の基本を改めて考える機会となった。

・ 虐待者、被虐待者の視点に立った関わり方の重要性。

・ 波長合わせの大切さ、改めて対話をていねいに作っていきたいと思った。

・ 虐待通報があると毎回ドキドキして対応を行う。今日の話を聞いて、たくさん振り返ることができた。

・ 問題の解決より、解決に向けて当事者の方と一緒に考えることの大切さを学んだ。

・ 明日から使える参考になる話をたくさん聞くことができた。

<ケースカンファレンス>

・ ケースカンファレンスの進め方が学びになった。

・ 目指す方向をみなで共有し、責任を押し付けることなく、役割分担できる支援のありかたを心がけたい。

・ ケースカンファレンスも地域づくりの話し合いに有効と聞いたので実践してみたい。

・ AAAのケースカンファレンスは虐待対応だけでなく、他の分野に応用することができると知り、さっそくやってみようと思った。

・ AAAのケースカンファレンスを一度やってみたことがある。安全ラインの判断のところでは「考えて対応する大切さ」を関係者で共有できた。

・ 行政として虐待か虐待ではないかということばかりに注目してしまうが、今日の話を聞き、判断を求められるなかで、「支援」を考えることが大切と改めて思った。

【第2部:養護者による暴力・ハラスメント】

<講義>

・ 窓口でも不当要求を受けること、受けている人を見ることが多々あるので、参考になった。

・ 法律に関することも含めて勉強できた。組織での対応を心がけたい。

・ 対応の仕方を学べる研修が少ないので、参加してよかった。

・ 怒りや苛立ちのエスカレートと少しでも抑えられるディエスカレーションが重要だということがわかった。

・ 支援者としてディエスカレーションを意識していかないといけないと思った。

・ このテーマを対面で学べ、話し合いもできてよかった。

・ 対応について誰にどう協力を得るのか考えるよい機会になった。

・ ディエスカレーションの技術を身に着けつつ、一方で切り上げることも方法の一つと認識できた。

・ さまざまな人と接するだけに、ハラスメントを受けるリスクは高い。ハラスメントについては組織として対応していきたい。

・ ハラスメントが、窓口でも電話でも増えているので参考になった。

・ 学んだことを職場で活用したい。

・ これまでは自己防衛でしか対応できないと考えていたが、今後は、組織として対応できたらと考えている。

<グループワーク>

・ ロールプレイも真に迫っていてドキドキしたが必死に対応を考えることができた。

・ 2事例とも非常に現実的な事例だった。

・ 臨場感のあるデモンストレーション、ロールプレイがとても参考になった。

・ 事例2のような場合に、どのようなタイミングでその場を占めるか、うまくできるか心配となった。必要なことを伝えつつ無理しすぎない閉め方を考えたい。

・ 「切り上げと上司への相談」という選択肢があることに、とてもびっくりした。

・ 怒鳴られると圧倒されてしまうが、相手の言い分を整理して対応できる力を身に着けたい。