NHKスペシャルの「介護殺人」についての感想について、以下のようなコメントをいただきました。
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確かに「緊急分離ケース」かもしれず周囲の人間の感度が鈍くなっているのかもしれません。
ただ、現場で仕事をしていると判断に迷うことは少なからずあります。
虐待の分離の話になってしまいますが、区市町村によっては、先ず「分離」ありきという所もあると聞いています。しかし、分離が家族に与える影響もどこまで考慮しているのか、と疑問に思うこともあります。
分離によって、確かに身の危険は確実に守られます。しかし、当該高齢者が分離を望んでいないことは多くあります。
高齢者本人が家に帰ることを強く望み、家族もそれを希望している場合にどうするか、難しいな、と思います。
協議の結果、本人が家に戻る選択肢を取り、条件として援助職が訪問面接することとサービスを導入することで、なんとか「いい関係」を維持できているケースもあります。
TVで紹介されたケースも地域包括支援センターに相談していたのか、いざ分離しようとしたら、家族はどうした反応を示したのか、よくわかりません。
特養を望んでいたから空きさえあれば、すんなり決まったかなとは思いますが、申し込んでいても、空きができた時点で声がかかると、まだいいと断わるケースも結構あるようです。
他にも、問題視されていますがお泊りデイという選択肢はなかったのか、とかいろいろ道はあったはずです。
「認知症初期集中支援チーム」がもっと関与できていればと思います。
TVでも介護して1年以内の介護殺人が25%でした。また、認知症の告知を受けた方の1年以内の自殺率はかなり高いと聞いています。やはり、その6か月が勝負だという気がします。そこへの支援が薄いのではないでしょうか。
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みなさんのご意見はいかがでしょう?
ソーシャルワークのテキストに出てくる、倫理ジレンマを解くドルゴフの「倫理原則順位(Ethical Principles Screen)」では、「生命の保護」は最上位で、「自己決定」や「自律」よりも優先されるべき倫理となっています。
しかし、、、現実は、そう簡単に割り切れない状況だらけですね。。。