秋葉原・第3回 継続研修会の報告

 やっと秋っぽくなってきたな〜と思ったら、今度は、一気に冬になってしまったの?というくらいの気温の変化に、体調が落ち着かないなぁと感じていらっしゃるかたも多いのではないでしょうか。

 そんな中の11月9日の午後、秋葉原で第3回継続研修が行われました。

 

 継続研修の前半は、おなじみになったワールドカフェ方式によるテーマトーク。テーマは、皆様から募った中から希望の多かった「精神障害のある、または疑いだったりする介護者への支援」について。

 初対面の人も、そうでない人もいてのテーマトーク。ちょっと緊張感があるな〜と思われたのも、最初の5分だけ。思っていることをしゃべり、誰かがそれを絵や短文でメモをとりはじめると、そこはみなさん。大変だ〜といいつつ、いろいろなケースに、日々試行錯誤しながらの実践家ばかり。

精神障害がある、というより、疑われるケースの方が対応が難しい」「私たちも大変だけど、介護者さんはもっと大変。なんとか支えていきたい」「一人で対応するのではなく、チームで関わること」「支援者の支援も必要」と、問題から課題へ、そしてその解決へ向けて、いろいろなアイデアが出されていきます。


 「難しい」ということを人に伝え、それをそのまま受け止めてもらえる。その安心感。そして、その安心感があるからこそ、ちょっと頑張ってみようかな。じゃぁ、どうやって?と、次を考えることができる。そして、明日、そうやってみよう!と、元気をもらうことができる、そんな時間です。

 そして、研修報告の後半は、地域包括支援センターに所属されているAさんの実践報告会。安全探しシートや安心作りシートを用い、意図的に、例外探しやコンプリメントといった技法を用いた面接を行うことにより、クライアントとの支援の糸を切らさないよう、少しずつ、丁寧に関わっていくというプロセスを教えていただきました。ありがとうございました。


 研修が終わった時は、ちょうど日が暮れるころ。街にはイルミネーションが輝きだしていました。

(色部恭子)