安心づくり面接(パート1からパート3まで)シートを分解してみました

みなさま、こんにちは。

研修の中でタイムシート面接のその先に、ということで「安心づくりシート」の一つ一つのパートについてきちんと時間を割いてほしいというご依頼が少しずつ増えてきています。
タイムシートは関係形成に非常に有用なツールですが、虐待予防のためのパートナーシップ形成にはさらに次の段階が重要であり、安心づくりシートにはそのための三つの着眼点をまとめていますので、このようなご依頼は本当にうれしいです。

ところで安心づくりシートの三つのパートはそれぞれ独立した別の焦点があるため、研修の際には一つにまとめてご紹介するとあわただしくなりすぎるという欠点がありました。そこで最近はパートごとに焦点を当ててご紹介するようにしています。

パート1:問題への対処や、例外に焦点を当てた対話。実際に「怒鳴った」「たたいた」などの問題行為について聞かされた際の話し合いツール

パート2:ジェノグラムを用いた対話。何かの折に触れて(緊急介入時でも、盆暮れ正月などの家族行事の時期でも)、家族の歴史を紐解きながら家族関係の理解を深める対話。
(パート2では、エコマップを用いた対話も同様にあるのですが、こちらはまだ分解したシートを作成していません、申し訳ありません)

パート3:未来のビジョンについての対話。どのような過ごし方をしたいのかしっかり思い描いていただいてから、そこに至る道のりを考えるためのツール。描きにくい方のためにあえてイラストシートのようにして、イメージを喚起できればと考えたもの。

それぞれのシートの様式はリンク先からダウンロードできます(PDFファイル)。
ご不明な点はお問い合わせください。メールでもお送りいたします。

今年の9月のAAA基礎研修では、パート1とパート2はご紹介できる予定です。パート3は個別にご依頼いただいた自治体のみのご紹介となりますが、基本的な使い方・発想についてはガイドブックに掲載されたもともとの「安心づくりシート」のそれぞれのパートから変化ありませんので、どうぞご自由にご活用下さい。

高齢者虐待防止のための家族支援: 安心づくり安全探しアプローチ(AAA)ガイドブック

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長沼