昨年、誠信書房さんから、『高齢者虐待防止のための家族支援ーー安心づくり安全探しアプローチ（AAA)ガイドブックーー』という、AAAの研修内容を著した本を出していただきました。
今年は、このAAAをどうやって作っていったか、AAAは実践家のみなさんにとって有用なアプローチであったかどうか、といった開発過程と評価に関する研究をまとめた本を、瀬谷出版さんから出していただきました。
『高齢者虐待にどう向き合うか〜 安心づくり安全探しアプローチ開発〜』です。
AAAの研修にご参加いただいた方々のご協力があって初めてできた研究の成果です。
御協力いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
研修参加者の評価はどうであったのか、実践にAAAは役立てられたのか、AAAを活用して事例対応した結果はどうであったのか。こうした関心を持っていただいた方に、お読みいただければ幸いです。
基本的に、M−D&Dという芝野松次郎先生が開発された研究法に沿って研究をしました。芝野先生、ありがとうございました。
アプローチの有用性を評価するにはデータが不足していることは重々承知していますが、できることからやっていくことも大事だと考えています。
もし、お読みいただいた方々から、ご感想やご批判をいただくことができれば、私たちは、研究と実践に向けてまた意欲を高めていくことができます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
（副田あけみ）
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