拒否的な関係から相談援助関係の構築へ

当事者やご家族と拒否的な関係になってしまって、援助関係を築くのが難しい、という課題は、しばしば高齢者虐待事例への支援で論じられます。

なぜ拒否的な関係になってしまうのでしょうか?

理由は様々に考えられますが、多くはご本人やご家族の不安と関連があるでしょう。何に対する不安でしょうか?

援助職の態度?姿勢?何をされるのか?
自分や家族のことをどうみられるのだろうか?
自分たちの生活が今後どうなってしまうのだろうか?

また援助者側の対応についてはいかがでしょうか。

当事者やご家族を「本当に援助しよう」という態度だろうか?
当事者やご家族のことを「その状況に身を置いたつもりで」理解しようとしている姿勢だろうか?
当事者やご家族に「こちらの言うことを聞きなさい」という姿勢で接していないだろうか?

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拒否的な関係になっていると、ともすると「ガチで向き合う関係」にはまって身動きが取れなくなってしまうかもしれません。
でも、本当に困っている方々に必要な支援は「ガチで真正面から向き合う援助者」ではなく、「隣にそっと寄り添って、一緒に困難を抱えさせてくれる人」です。
隣に寄り添うためには、何が必要なのか、改めて考えてみることは役に立角ではないでしょうか…

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コメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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