『介護職・相談援助職への暴力とハラスメント』出版のご報告と御礼

 AAA事務局の副田です。先月、勁草書房から『介護職・相談援助職への暴力とハラスメント』(副田あけみ・菅野花恵共著)を上梓しました。本書は、AAAの研修にご参加いただいた方を中心に、多数の介護職・相談援助職の方々にご協力いただきました調査の結果をもとに執筆したものです。(調査は2つ実施させていただき、その結果は、『介護職・相談援助職へのクライエントバイオレンス(利用者によるハラスメント)に関する質問紙調査報告書』と、『相談援助職へのクライエントバイオレンスに関するインタビュー調査報告書』にまとめています)。
 本書執筆の契機は、虐待事例や「支援困難事例」に対応されている相談援助職の方々が、利用者・家族から暴力やハラスメントを受けやすいという事実を知ったことでした。相談援助職の安全が守られ、安心して働くことができなければ、利用者・家族の安全や安心を守り、支援していくことができないではないか、そうした想いが調査実施の出発点でした。
 アンケート(質問紙調査)は、2018年10月から2019年3月までに副田が講師として実施させていただいた研修の終了時に実施し、986名の方にご協力いただきました。インタビュー調査は、2016年7月~2017年3月および2019年5~7月の間に実施し、25名の方にご協力いただきました。
 ご協力いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。この場を借りて、御礼申し上げます。
 なお、2つの報告書は、AAAのHP「AAAに関する学会報告等」にUPしております。また、本書の写真は本サイトの「出版物・プロフィール」にUPさせていただきました。
 以上です。お読みいただき、ありがとうございました。