関係機関との協働場面(フォローアップMLの記事より)

皆様こんにちは。

遠藤さん、日々多忙な中で感じておられることへのコメントをありがとうございます。

今回の介護保険改正、現場は本当に大変そうです。8月の費用負担改正で、また利用者の方々への説明に追われるのでしょう。

手続きの煩雑さ、費用負担増は、在宅介護を推進する国の方針と相容れないように思います。国の推し進める在宅方向の「方針」は間違ってはいないと思いますが、「方法」が定まっていないし、適切だとは思えません。

みんなが安心して在宅介護を考えられる社会資源があるのか、というとそうではない。

在宅介護を推進するために、何がどの程度必要なのか後手後手にまわっているようで、自分が高齢者になったときのことを考えるととても恐ろしくなります。

ピンピンコロリと逝きたいですが、そうはいかないものですよね。健康には気を付けようとあらためて思いました。


先日、ある包括のワーカーさんとお話をしていたときに「地域ケア会議など、会議がすごく多くなった。でも、とくに会議のメリットが見いだせない。さらに忙しくなり、不毛だから行きたくない」とおっしゃっていました。

話を伺うと、船頭多くしてなんとやらで、それぞれが言いたいことを言って終わってしまったらしいのです。それでは、せっかく集まっているのにもったいないですね。


同じ職場内の連携・協働もいろいろ課題はありますが、他機関との連携・協働は本当に難しいものだと思います。

遠慮もありますし、お互いによそ様の機関の内情はわからないし、それぞれ専門家だし・・・と手探りな状態なわけです。


人は関係性の中で生きて、関係性の中で苦しみ、成長をし、変化もします。そして関係性がゆえに変化をしないこともあります。

これは利用者さんだけでなく、私たち支援者側も同じではないでしょうか。協働場面では、個人を悪者とか良い人と考えるより、関係性の質で考えてみるのがよいかもしれませんね。


突然ですが、ちゃっかり広告させてください。
わかりやすい協働場面というのは、会議や事例検討会などですね。AAAでは、新しいケースカンファレンスの様式を試行する段階にきております。9月のAAA研修で、そのシートを初披露することができるかもしれません!

(私ではなくて、長沼先生がご担当なのですが・・・笑)。

ぜひ皆様ご参加くださいね。

(松本葉子)