本年もすでに2月になりました。今年もよろしくお願いいたします。
コロナ禍で支援者として、また、生活者として、みなさま大変ご苦労をなさっていることと思います。本当にお疲れ様です。
さて先日、このML参加者のお一人から、とても嬉しくなるお便りをいただきました。ご本人に承諾を得て、その一部を縮小・加工してここに載せさせていただきます。ある地域包括支援センターの職員さんからのお便りです。
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昨日、AAA式の多機関協働ケースカンファレンスを行いました。
カンファレンスには居宅2名、包括2名、福祉用具事業所2名、デイ職員1名。結論から報告しますと、居宅管理者や担当ケアマネから「もっとAAAを勉強してみたい。事業所としてAAAの基礎本とカンファレンス本2冊を注文します!」「こんなに気楽に話せるカンファレンスがあるとは知りませんでした。」福祉用具事業所職員からは、「あちこちのカンファレンスに出席していますが、一番良かったと思います」。
ファシリテーターを行った自分は、思わぬコンプリメントシャワーに嬉しくなってしましました。
進め方としては、最初の10分で自己紹介とカンファレンスの構成等を簡単に説明しました。それから約80分でカンファレンス。地域包括の自分以外のメンバーは、AAAの研修を受けていないので、ゆっくりとしたペースで、見通しと今後のプランまで丁寧に進めていきました。
本ケース、本人たちは可能な限り在宅での暮らしを希望。繰り返される危機をどのように乗り越え、いかに在宅介護の限界点を伸ばしていくか。カンファレンスを行ったことで、危機という言葉と現状を客観的に把握(数値化)したうえで、支援者が同じ方向を向くことができたたように思います。
上手くいった秘訣の一つは、福祉用具事業所職員2名の、お金をかけない生活に密着した柔軟な発想の提案でした。その一つ。寒さ対策が不十分な点に対し、お金をかけない隙間風対策とか断熱対策。この点の見通しについては、「あの夫婦、お金は出さないけれど、そういうアイデアは受け入れるよね」とみなが口を揃えました。
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以上です。お読みいただき、ありがとうございました。