高齢者虐待防止学会が終わりました

高齢者虐待防止学会、今年は茨城県水戸市で開かれました。
大変大勢の方が集まる大会となりました。

私たちも今回も発表してきました。
研修を受けてから3ヶ月後の、虐待事例への対処可能感と安心づくり安全探しアプローチの実践とには、何か関係があるのか?という研究です。
ざっくり結論を申し上げますと、安心づくり面接まで行って下さると、対処可能感はあがっていくようです。

虐待事例への対応が難しい、と思っていらっしゃる皆さま。
ぜひ、安心づくり安全探しアプローチを通じて『簡単とは思わないけれど、でも何もできないわけではない』と思えるような実践をみつけられますように!

繰り返しになりますが、安心づくり安全探しアプローチでは「良いところだけ探す」と言っている訳ではありません。強みも大切ですが、中心は安全の確保であり、そのために危害リスクの確認もとても重要です。加害があった、という事実を無かったこととして扱うことを推奨している訳ではありません。
ただ、そうした話し合いをできる関係を築いて維持していくためにも、強みにも注目して話し合いをすることが重要だ、というのが私達の主旨です。