ソーシャルワーカーデイでの虐待防止シンポジュウム

7月19日の海の日、第2回ソーシャルワーカーデイのイベントとして、虐待防止のシンポジュウムが開催されました。

シンポジストトは、児童虐待や高齢者虐待防止に携わっていらっしゃる(いらっしゃった)社会福祉士精神保健福祉士のみなさんでした。
私は、コーディネーターを務めさせていただきましたが、これまでの実践のご報告から、力量のあるすぐれたソーシャルワーカーの方々は、ソーシャルワークの基本的な考えとスキルを地道に、また、柔軟に使って実践を積み重ねてこられた方々なのだ、と強く感じました。

最後にフロアから、被虐待者の保護や人権の話がなされてが、虐待者の人権や支援はどうなっているのか、その点も考える必要があるのではないか、という意見が出されました。

その点は、コーディネーターとしても議論したいところでしたが、合わせて虐待防止基本法案や暴力防止支援センター構想の意見が出されましたので、シンポジュウム終了間際にそれについて多少意見交換をしました。

最後にシンポジュウムのまとめとして、虐待防止のためにソーシャルワーカーが行う活動には、ミクロ、メゾ、マクロのレベルで多様にあること、その方法も種々あること、ソーシャルワーカーがそれぞれ職場や地域の関係機関とともに、また、職能団体を通して行っていくことを確認しました。

虐待者に対する支援、家族全体に対する支援について、本格的に議論できる機会があれば、ぜひ、AAAについてお話をし、意見交換させていただきたいと思っています。