地域ヘルスケアビジネス

みなさま

ゴールデンウイークを、休息やレクリエーションで楽しんでいらっしゃるでしょうか?

今日は、虐待と直接関係のないテーマについての情報提供です。

みなさまは、「地域ヘルスケアビジネス・イノベーション」という言葉をご存じでしたか?

「健康維持を兼ねた社会参加と経済活動の融合を実現する」という 「地域発の新ビジネスモデル」を作っていくということだそうです。

たとえば、食料や農業分野においてヘルスケアサービスを創出し、栄養指導や運動指導を提供することで、介護保険外のサービスを生み出すといったことのようです。。。
経済産業省が音頭をとっています。
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/shoujo/jisedai_healthcare/sinjigyo_wg/pdf/003_04_01.pdf


要支援の人々への通所介護訪問介護については、これまでのサービス事業所に頼るか、シルバー人材センターや社協の登録ヘルパーに頼るしかない自治体が多いのではないか、大都市やその周辺であっても、NPO社会的企業に頼ることはさほどできないのではないか、と思っていましたが、なるほど、ビジネス創出を国を挙げて後押しする、ということなのですね。

ですが、本当に必要な人々へのサービスは、ビジネスでは届くはずもなく、、、福祉は遠のいていく感じがますます強くなりますね。

財政制度等審議会では、要支援で利用できるサービスをすべて地域支援事業に、また、要介護1,2で利用できるサービスも地域支援事業に、という介護保険縮小意見がでてきているようです。

介護保険を縮小するなら、ビジネスだけで埋め合わせるのではなく、かつての「福祉」の復活も必要では、、、、

(副田あけみ)