「三つのほぐし」を考える

(3/9のフォローアップMLに投稿いただいた内容を少し編集しています)

「事前訪問のコツ」の記事の「3つのほぐし」を読みながら,「ほぐし」がうまくできなかった時の失敗は大きいものだと,つくづく感じました。

 仕事柄,虐待しているご家族さんや、いわゆる「クレーマー」とされるご家族との面接もあります。
 面接にあたっての事前の情報収集では,大抵「よくない話」を聴かされるの
で,面接をするとなると「3つのほぐし」(特に「体ほぐし」「顔ほぐし」を個
人的には意識しています)を頭に入れながら面接に向かうことを意識していま
す。しかし時間の関係で,「ほぐし」ができないまま面接に入ることが多々あり
ます。

 そういう時は大抵,面接者失格の対応をしていると思っています。要するに,
・先入観から「審判的態度」をとってしまっている。
・声が緊張していたり,顔が厳しくなっていたりしていて,安心して話せる雰囲
気を作れていない。
・事前に得た(悪い)情報を確認することが,主な面接になってしまう。(労い
やコンプリメントができない,ない等)
 等です。

 余裕が持てないことは,それだけで失敗を招くのだと日々痛感です。

 虐待に関わっていくことは,本当にしんどいことですし,忙しい業務の中で余
裕を持つこともまた,しんどいことと思います。
 だからこそ,事前訪問のコツ、としての「3つのほぐし」を意識し,ちょっとだけ余裕を持って面接に臨むことが大切なのだと思いました。


=======

レスポンス、ありがとうございました!