事前訪問のコツ

[フォローアップ研修MLの3/9の記事とほぼ同様の内容です]
もうすぐ春ですね。
梅の香りをしっかり味わう前に、花粉でぐしゅんぐしゅんしています。

AAA基礎研修では、家庭訪問に行く前にいかに自分の思い込みが悲観的に偏っているかチェックしましょう、という話がありますね(家庭訪問の準備のところです)。
ここの部分の土屋先生のお話は本当に素敵なのですが、
私は、最近自分なりに三つにまとめなおして理解しています。

こんな感じです。
1)頭ほぐし
★自分の先入観をチェック
大きい人、小さい人、どんな声の感じのイメージができあがっているのか。
この事前先入観チェックがないと、この先入観と比べて穏やかだったときに必要以上にほっとして情報収集がおろそかになったりしてしまう。逆に強み探しもうまくいかなくなることが多い。先入観を持たないことは無理なので、むしろ先入観をきちんと広げて、何を知りたいか、どう理解したいと思っているのかをあらかじめ確認すること。
★使えるリソース(資源・情報)チェック
新しい広報。サービスのチラシ、とりあえず「お土産」にできるものをとにかく準備するタイミングが良ければ渡せるし、渡さなかったとしても「準備をしている」感じが持てる不安なときは、うまくいかない場合にどうするかのメモも作っておくと心強い。
とにかく「何かはできる」ことを確認しておく。

2)体ほぐし
とにかくしょっぱなの表情が肝心!だけれども、表情をほぐすためには先ず体から。
身体のほぐし方のコツは、まずは肩周りの力みをほぐすこと。
それと地面から頭のてっぺんまでの「まっすぐ」の縦の筋を通すことと、その「まっすぐ」の線を交差するような運動で左右のバランスをとることが大切。
面談って体そのものを使いますから、良い声の響きが出せたりできるよう、体はほぐしをやるのが大事だと思います。

3)顔ほぐし
素敵な場所・大好きな時間・安全基地のイメージワークです。
AAAの研修では必ずやっているところだと思います。
ものすごく大切ですよね。これをじっくりやって、自分の表情がじわーっと変わるまで待ってから、でないと私自身はいい話し合いができません。
自分を和らげることを知っている人だからこそ、相手にも安心していただけるのではないだろうか、と思っています。

まあこの頭ほぐし・体ほぐし・顔ほぐしの3ステップをやっても、またきゅっと緊張しちゃうんですが。やらないよりまし、ですね。やらない場合のガチガチ感と、やった後のカチカチ感の差があると思います。スリーステップをやった後だと「ごめんなさいね、緊張しちゃって」と素直にこちらからいえることもあり、少しでも話しやすくなると実感しています。