富山県小矢部市で研修をさせていただきました。

4月20日小矢部市の総合保健福祉センターでヘルパーさんたちを対象に研修を実施させていただきました。


『関係性が作りにくい家族との面接技術ー高齢者虐待事例をもとにー』というタイトルの下、講義とワークをやりました。


近隣自治体からも大変熱心なヘルパーさんたちが参加してくださり、とてもやりやすかったです。


特に、タイムシートを活用した「私の忙しい1日」についてのワークや、「一男さんの介護について尋ねる」というロールプレイは、丁寧に質問を重ね、素直に共感した事実についてすかさずコンプリメントを返していくという練習で、かなり盛り上がりました。ストップをかけてもすぐには終わらない、、、といった状態。

みなさん、アドリブを入れたロールプレイは大変お上手でした。
タイムシートそこのけで会話を楽しんでしまったペアもあったようでしたが、、、
会話のなかにさりげなくコンプリメントを入れていくことの大切さを実感していただけたようです。


終了後のご質問や、役員の方々とのお話しのなかで、ヘルパーのみなさんも、虐待のおそれのある事例やなかなか会話が成立しない家族など、「支援困難事例」への対応で苦労されていることがわかりました。


今後ますます、「家族」のいない、また、家族はあっても「機能しない家族」の高齢者が増えていきます。ヘルパーさんやケアマネジャーさんたちがご苦労される事例も残念ながら増えていきます。


どうしたら利用者さんやご家族の利益になるようなよりよい支援ができるのか、また、援助職がうんと苦労しなくてもすむような支援のやり方はどうしたらよいのか、ご一緒に考えていきましょう!