Aging in Americaにて報告してきました

ご報告が大分遅くなりましたが、アメリカの高齢者学会で研究・活動報告をしてきました。

http://www.aievolution.com/aga1201/index.cfm?do=ev.viewEv&ev=1308

American Society on Agingという米国の老年学に関する団体の年次大会の中で、日本における高齢者虐待の現状と課題に即した対応方法の開発をテーマにしました。
参加者の方は10名ほどでしたが、米国においてアジア人高齢者への支援をなさっている方等にお越しいただき活発なディスカッションができました。
解決志向アプローチの発想等をご存じないこともありましたし、視線を合わせることやシートの活用に関する文化的な差異等についても意見が出されました。
米国では大事なことほどずっと視線を合わせないことの方が不安感をあおるのだそうです。日本ではずっと視線を合わせ過ぎることの方が緊張感が高まりますが、興味深い点ですね。

対象とする地域の広大さ、保険システムの違い等も活動スタイルに大きく影響していました。日本の包括の方は本当に介入が必要なケースには何度も足を運んでいるという話を聞いて文字通り目を丸くしていらっしゃいました。

日本の優れた実践は世界に誇ることができるものでしょう。
後押しできる部分では、頑張っていきたいと実感しました。


AAA研究会 http://www.elderabuse-aaa.com/